
ファーストビューが大事なのは知っている。ではファーストビューを考える上でもっとも重要なこととは?
- 2012年2月6日
- Web Design
- ファーストビュー
ファーストビューの話の前に、ちょっと質問です。
あなたは自分にデザインの才能があると思いますか?
先日「眠れる才能テスト」というクイズ番組の中で「デザイナーの才能がわかる3択テスト」という問題が出ていました。
次のような問題でした。
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駅構内の通路に貼るポスターとして目を引くのはどれでしょうか?
A.シンプル
B.写真多め
C.文字多め
さぁ答えはどれでしょう?
・
・
・
たぶん皆さん分かったと思いますが。
答えはAです。じゃあ、なぜAなのでしょうか。
「なんとなくすぐに意味が伝わりそうだから」
「インパクトがあるから」
「情報が多いと、内容がうまく伝わらないから」
などなど出てくるかと思います。
上記の様な答えが幾つかすぐ出てくると思います。
それではさらにもっと深彫りして、なぜそう思うのか、駅構内を歩く歩行者の、その時の状況を考えます。
「駅構内の通路に貼られているポスター」ということは、
・歩行者は目的地へ急いでいる。
・ポスターの存在を初めて知る。
・歩きながら見る(読む)。
つまり潜在意識に訴えるために、瞬時に意味が伝わるようなシンプルで共感されるポスターにしなければならないということです。
そう考えるとデザイナーの才能とはきれいなものを作れることではなく、最も重要なのは人の気持ちになって考えられる事と言えるのではないでしょうか?
さて、こういったポスターの世界では「三秒以内で内容を伝えなくてはならない」というルールがありますが、Webサイトの場合はどうでしょう?
Webサイトも「3秒ルール」!?
Webサイトの場合も三秒ルールがありますが、それはファーストビューで判断されます。
しかし同じ三秒でもポスターの場合とは状況が全然違います。
Webサイトで情報を見るということは、
・何か悩みを抱えている。
・急いで悩みを解決したい。
・悩みを解決するために検索する。
情報の受け取り方は、ポスターは受動的で、Webサイトは能動的ということです。
それ故に、ポスターが潜在意識に訴える必要があるのに対して、Webサイトは顕在意識(意識できる部分)に訴える必要があります。
潜在意識と顕在意識はよく「海に浮かぶ氷山」とたとえられていますが、潜在意識が90%、顕在意識は10%で成り立っていると言われています。
普段は顕在意識全体の内の3%を使っているに過ぎないということですので、それだけ強く明確に意識しているといえます。
それだけ明確だからこそ明確に答えを出してあげなければ、すぐに立ち去ってしまうのです。
ユーザはどんな気持ちで検索してくるのか?
すぐに解決したいという悩みを持ったユーザの気持ちを考え、解決するために何ができるかを、最適なコピーやイメージを用いてファーストビューで瞬時にわかりやすく伝えることが大切です。
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